日米の子どもたちがオンラインでつながる!ハワイの『こども学習教室』と日本の『HOPPA保育園』の楽しい「夏」テーマ授業

ハワイのこども学習教室と日本のHOPPA保育園の子どもたちがオンラインで交流している様子

2025年9月4日(木曜)と8日(月曜)、ハワイの日本語教室『こども学習教室』と日本の保育園『HOPPA』の京都からすま教室と東京世田谷教室で、恒例のオンライン授業の第2回目が開催されました。この授業は、遠く離れた日本の子どもたちとハワイの子どもたちが、オンラインを通じて一緒に学び、遊び、交流する特別な機会です。

今回のテーマは「夏」。子どもたちはゲームを通じて楽しみながら、日本語と英語の両方でコミュニケーションを図り、国際的な友情を深めました。

このコラムでは、その様子や背景、そして子どもたちにとっての意義について詳しくお伝えします。

オンライン授業の概要:夏をテーマにした日英バイリンガル記憶ゲーム

今回のオンライン授業のメインイベントは、「夏」をテーマにした日英両言語を使用する記憶ゲームでした。ルールはシンプルで、子どもたちに30秒間、夏に関連する動物や物のイラストが映し出された動画を見せ、その後ランダムに隠されたアイテムを特定するというもの。ハワイチームは日本語で、日本チームは英語で答えるというルールが設けられ、子どもたちは楽しみながら言語の壁を越えたコミュニケーションを体験しました。

例えば、動画には「野球バット」「帽子」「えび」「アシカ」といったアイテムが登場。30秒という短い時間の中で、子どもたちは目を輝かせてスクリーンを見つめ、記憶に焼き付けようと集中していました。そして、隠されたアイテムを答える際には、互いに異なる言語で挑戦することで、楽しみながらも少し緊張感のある雰囲気が教室に広がりました。

約30分の短い授業時間でしたが、子どもたちは大盛り上がり!ハワイチームの子どもたちが一生懸命日本語で「えび ありますか?」と叫んだり、日本チームが「Did you hide Grapes?」と元気よく答える姿は、まさに国際交流の醍醐味そのものでした。参加した子どもたちからは、「楽しかった!」「次はもっとやりたい!」という声が飛び交い、先生たちもその熱意に笑顔で応えていました。

ハワイのこども学習教室と日本のHOPPA保育園の子どもたちがオンラインで交流しながら夏の授業を楽しむ様子

先生たちによる国際交流の準備:子どもたちの笑顔のために

この日本語・英語学習用オンライン授業の成功の裏には、先生たちの綿密な準備がありました。こども学習教室とHOPPA保育園の先生たちは、子どもたちが楽しみながら学べるよう、授業の企画からゲームの設計、動画の準備まで、数週間前から入念に計画を立ててきました。特に、子どもたちが興味を持ちやすい「夏」というテーマに沿って、イラストや動画の選定にはこだわりが。日本の夏とハワイの夏の共通点や違いを反映させ、子どもたちが親しみやすい内容になるよう工夫しました。

また、言語の違いによるハードルを下げるため、事前に簡単な単語やフレーズを練習する時間も設けられました。ハワイの子どもたちには日本語の単語を、日本の子どもたちには英語の単語を少しずつ教え、ゲーム当日にスムーズに参加できるように準備。こうした細やかな配慮が、子どもたちが自信を持ってゲームに挑戦できる環境を作り上げました。

さらに、オンライン授業特有の技術的な課題にも対応。インターネット接続の安定性や、子どもたちが画面越しでも集中できるような進行の工夫など、先生たちは試行錯誤を重ねました。授業当日は、先生たちが子どもたちをリードしながら、笑顔でサポートする姿が印象的でした。

子どもたちにとってのインターナショナルコミュニケーション:学びと成長

このオンライン授業は、単なるゲームの時間以上の意味を持っています。まず、言語の学習という点で、子どもたちは遊びの中で自然に日本語や英語に触れる機会を得ました。特に、ハワイチームが日本語で答える際には、普段あまり使わない言語に挑戦することで、自信や好奇心が育まれたことでしょう。同様に、日本チームも英語での回答を通じて、異文化への興味を深めました。

また、国際交流の場としての意義も大きいです。日本の子どもたちとハワイの子どもたちが、同じ画面上で笑い合い、互いの答えを応援し合う姿は、子どもたちにとって「世界には自分たちと異なる環境で暮らす友達がいる」ということを実感する機会となりました。こうした経験は、子どもたちの視野を広げ、将来のグローバルなマインドセットを育む第一歩となるでしょう。

さらに、ゲームを通じて集中力や記憶力、チームワークを養うこともできました。30秒という短い時間で情報を記憶し、それを正確に答えるというプロセスは、子どもたちの認知能力を刺激します。また、チームごとに協力して答えを出し合う場面では、仲間とのコミュニケーションや協力の大切さを学ぶことができたのです。

こども学習教室の日本語教育の取り組み:グローバルな学びの場を

こども学習教室は、子どもたちに多様な学びの機会を提供することを大切にしています。このオンライン授業もその一環で、HOPPAの京都からすま教室と東京世田谷教室が連携し、ハワイの子どもたちとの交流を実現しました。弊社の教育理念には、「子どもたちが楽しみながら学び、互いを尊重する心を育む」という考えが根底にあり、今回の授業もその理念を体現したものと言えるでしょう。

特に、オンラインという形式を活用することで、地理的な距離を越えた交流が可能になりました。コロナ禍以降、オンラインでの学びが一般的になりつつありますが、こども学習教室では単なる授業の代替手段としてではなく、子どもたちにとって新しい世界を開くツールとしてオンラインを積極的に取り入れています。今後も、こうした取り組みを通じて、子どもたちが国境を越えてつながり、互いの文化や言語を学び合う機会を増やしていく予定です。

今後の展望:もっと楽しく、もっと深く。日本語と共に成長を

今回のオンライン授業は、子どもたちにとって忘れられないひとときとなったことでしょう。しかし、これはまだ始まりに過ぎません。こども学習教室うでは、今後も定期的にオンライン授業を開催し、テーマやゲームの内容をさらに進化させていく計画です。次回はより語彙数を増やしてどんなゲームになるか楽しみですね。

また、子どもたちがもっと積極的に参加できるような仕組み作りも進められています。例えば、最初と最後の「お歌」の時間は日本語と英語で歌える選曲をして、ことばを歌から覚えます。過去には子どもたち同士で自己紹介動画を交換したり、お話の時間があったり、各地域の食べ物の発表などを通じて、さらなる友情を育むこともしてきました。教室に飾ってある素敵なお手紙やポスターも日本のお友達からいただいた物です。 ぜひ見にいらしてくださいね。 先生たちも、子どもたちの反応や興味をもとに、授業内容を柔軟にアップデートしていく予定です。

子どもたちの笑顔が日米の未来をつなぐ

9月4日と8日のオンライン授業は、子どもたちの笑顔とちょっと緊張した気持ちと、笑い声に包まれた時間でした。日本の子どもたちとハワイの子どもたちが、画面越しに「やった!」「できた!」と声を揃える姿は、まさに心温まる光景でした。このような機会を通じて、子どもたちは言語や文化の違いを楽しみながら、互いを尊重し、協力する大切さを学びます。

こども学習教室のこの取り組みは、子どもたちにとって、ただの遊びや学びの時間以上のものです。それは、未来のグローバル社会で活躍するための第一歩であり、異なる背景を持つ人々とつながる喜びを知る機会です。子どもたちのキラキラした目と、挑戦する勇気が、これからの世界をより明るく、つながりの強いものにしてくれることでしょう。

次回のオンライン授業も、子どもたちの笑顔と好奇心があふれる時間になることを楽しみにしています!

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