
ハワイの公立校は、高校まで無試験で進学できるので、どの学校に行っても同じだと思っていませんか。子どもの将来を真剣に考えるなら、今すぐその考えを改めましょう。ハワイでは、子どもを私学に通わせない限り、住むところイコール学校のレベルとなります。ハワイの地元の子どもの将来を考えるご両親は、子どもに如何に良い学校に通わせるか一生懸命努力をしています。どうやったら子供を良い学校に通わせ、どんな学校生活が待っているのか簡単に紹介します。
子どもの学齢期が近くなると親は良い環境を求めて移動する
親は普通、子どもが大きくなると今まで住んでいる家が手狭になるため、引っ越しの準備を開始します。その際に、親は、子どもが通うことになる学校の学業成績等を調べ始めます。これらは、州教育局が毎年、各学校の学業成績等をウェッブサイトで公開しているので必ずチェックしましょう。
Year | School Name | School Type for Strive HI | Math Proficiency (%) | Reading Proficiency (%) |
2014 | Aina Haina El | Elementary | 81 | 85 |
2014 | Ala Wai El | Elementary | 69 | 64 |
2014 | Aliiolani El | Elementary | 78 | 78 |
2014 | Anuenue | High | 12 | 24 |
2014 | Central Mid | Middle | 38 | 48 |
2014 | Dole Mid | Middle | 35 | 47 |
2014 | Farrington High | High | 43 | 54 |
2014 | Fern El | Elementary | 52 | 54 |
2014 | Hahaione El | Elementary | 87 | 90 |
2014 | Hokulani El | Elementary | 92 | 92 |
2014 | Jarrett Mid | Middle | 54 | 64 |
2014 | Jefferson El | Elementary | 65 | 62 |
(参考例:州教育局Data 抜粋、参照:州教育局 Data Book)
また、面白いことに、ハワイでは、不動産売買のファクトシートには必ず小中高の学区を明記します。もし間違えたら、顧客から訴訟を受けるので、不動産業者は真剣に学区を調べなければいけません。なお、当塾長のけいこ先生は、不動産ライセンスを所持していますので、質問があれば相談してください。
越境通学(GE)の手続き
希望する学校の学区に住んでいない場合、越境手続きを申請して他の学校に通学することができます。越境するには、その理由が必要ですが、一般的には両親の職場の近くの学校に通学させることが理由としてあげられているようです。その他には、その学校にしかないプログラムに参加したい等の理由があるものの、人気校の場合、ウェイティングリストに載ることになります。但し、ハロウィン、クリスマスなど地域の行事に子どもたちが集まりやすいという点では、その学区に住んでいる方が便利ですね。
学校行事への参加
私立あるいは公立にかかわらず、できる学校に子どもを入れた場合、教職員だけでなく、多くの生徒のご両親も子どもの教育にとても熱心です。子どもに学校で肩身の狭い思いをさせないためにも、できるだけ学校行事への協力参加をしましょう。遠足の引率、教材の運搬、スタッフ移動の支援、ファンドレイジングなどの他、親によるボランティア授業の企画もあり、私の場合、3月3日にひな人形を教室に飾って、日本の文化について紹介しました。一緒に参加した日本人ママは、生徒にヒナあられを配って、生徒からとても喜ばれていました。子どもの教育活動に積極的にかかわることは、子どものクラスの雰囲気などを知ることができるだけでなく、学校についての子どもの話の内容もよく理解できるようになります。
誕生日会の企画は親の仕事
最後に、子どもの一大イベントである誕生日会について話します。ハワイでは、子どもの誕生日会に親は一生懸命工夫を凝らします。映画鑑賞ツアー、船上昼食会、ふれあい動物園パーティ、アイス・パレス昼食会、ゴーカート試乗パーティ、お泊りBBQパーティ、水族館ツアー。ミニゴルフなどなど、なるべく子どもが飽きないような楽しい企画を考えます。企画する方は大変ですが、子どもにとって良い思い出となりますよね。子どもがわくわくするようなファミリーイベントを笑顔で考えましょう。
子どもは、一人では成長できません。でも、ご両親が見守り、手を差し伸べれば、すくすくと成長します。ぜひ子育てを楽しんで、素晴らしいファミリーライフを築いてください。
マハロ!