子どもが学校に入学して、子どもが良い友達を得られるかどうかは親としては気になるところですね。いい友達を作って、子どもになるべく良い学校生活を楽しませたいというのは、親心です。私の子育ての経験からできる学校生活を楽しむための一つの提案は、子どもに音楽を好きになってもらい、楽器演奏を覚えて、オーケストラ、マーチングバンドなどに参加させることです。運が良ければ、子どもと一緒に海外旅行を楽しむことができるかもしれませんよ。
楽器演奏は小学校から始まる
ハワイの小学校では、高学年から楽器演奏が始まります。この時に楽器演奏が好きになって、中学で楽器演奏を希望すると音楽バンドの課外活動に参加できます。そして、高校でそのまま続けることもできます。途中で参加することもできますが、初心者からのスタートとなるので、なるべく早く始めたほうが、苦労せずに音楽活動を楽しむことができますね。定期的に学区内で開催される演奏会では、同じ学区内の小中高の音楽隊の演奏を一堂に聴くことができます。ハワイの小中高の一貫教育による楽器演奏の上達を目の前にして、ハワイでの音楽教育のレベルの高さを実感しました。
中学の音楽バンドは本格的
娘が、学校で楽器を演奏し始めたとき、中学時代にコルネットを演奏していたので、早速コルネットを購入して娘の楽譜の読みを手伝いました。最初は良かったのですが、娘はクラリネットを選択したので、最後には、テンポの速い曲についてゆけず、また、高音域を演奏するのが辛かったので、娘が自力で楽譜が読めるようになった時点でリタイヤしました。娘の学校はハワイでも有数の音楽バンドでしたので、練習がきつかったものの、演奏技術は飛躍的に伸びました。また、生徒も楽器演奏の練習に一生懸命になれるぐらいなので、学業も同様に優秀な生徒が多かったですね。
ハワイのマーチングバンドは圧巻
ハワイはマーチングバンドが盛んです。年に数回行われるマーチングバンドの大会は、圧巻です。参考までに、マーチングバンドの演奏を紹介すると、音楽隊は隊列を組みながら、音楽に合わせてフォーメーションを変化させ、その妙技を競います。また、カラーガードも参加して、フォーメーションに彩を添えます。大会は、マーチングバンドの大きさによりクラス分けされ、その中で優劣を競います(大会の様子をチラ見したければ、ここをクリック)。娘は、強豪校の一つに入ったので、放課後遅くまで練習をし、また、大会近くになると週末特訓も受けていました。
さらに、娘の学校(ルーズベルト高校)は、2年ごとに遠征旅行を実施していました。高校4年間のうち、第1回目はロンドンのニューイヤーズ・ディ・パレードに参加して、イギリスとフランスを観光旅行しました。また、第2回目は、広島から大阪経由で大阪の高校と合同演奏をした後、東京を訪問する日本縦断観光旅行でした。そして、学校の遠征旅行の行動範囲に驚くだけでなく、ハワイでは一緒に旅行する生徒の親が多いことにとても驚きました。学生の引率という名目で1クラス分ほどの親が一緒に旅行を楽しむのです。さすが、ハワイですね。
大学で奨学金も貰える
娘は、大学でもマーチングバンドを続けましたが、大学から奨学金を受け取りました。これは、マーチングバンドの演奏がフットボールの試合のプログラムに組み込まれているためだと思われるのですが、クラブ活動に参加しながら、奨学金をもらえるのはさすがアメリカ的ですね。
マーチングバンドのことばかり書きましたが、娘のオーケストラに所属する友人は皆まじめでおとなしそうな生徒でした。マーチングバンドは、どちらかと言うと体育会系音楽部ですからね。どうです、子どもと一緒に音楽を楽しんでみませんか。マハロ!