日本語を勉強していて、その表現能力を客観的に評価してもらうことは大切です。文章を理解することは重要ですが、文章を他人に理解してもらうことも日本語でコミュニケーションを取る上で重要なことです。むしろ実社会では、日本語で自分の考えを上手に伝えることがより重要となります。日本語コンテストでは、俳句、短歌、詩や作文などが課題となりますが、どの分野でも良いので挑戦してみましょう。海外で日本語を学習する児童向けの日本語コンテストとしては、海外子女教育振興財団が主催する海外子女文芸作品コンクールがあります。本コンテストは、小学生と中学生を学齢別に、俳句、短歌、詩、作文の4部門にわたり応募を受け付けています。海外在住の日本語学習者であれば、誰でも応募できますので、是非挑戦してみてください。本コンテストは今年、5月1日から7月15日の期間、各部門の応募作品を受け付けています。詳しくは、ここをクリック。
また、海外子女教育振興財団では今年から「わたし発、世界着∞」プロジェクトと称して動画を募集しています。対象は2021年7月2日時点で小学5年生から高校3年生(日本の学齢)で保護者のいずれかが日本国籍をもち、家族に帯同して日本国外で在住していることが条件となっています。募集期間は7月2日から8月31日まで、「My Idea for The Future」をテーマとした3分から4分の動画投稿を募集していますので、奮って応募してみてはいかがですか。YouTube等のSNS世代の子供としては動画の方が自己表現が上手くいくかもしれませんね。詳しくは、ここをクリック。
このコンテスト以外にも、図書館振興財団の「調べる学習コンクール」(対象:小学生から大人まで)があり、9月13日から10月4日の期間、作品を募集しています。詳しくは、こちらをクリック。子供向けにいろいろコンテストがあるので、興味のありそうなコンテストを探してみるのはどうでしょうか。
また、日本の公募ガイドサイト(ここをクリック)から検索して、児童向けのコンテストに応募してみるのも良いですね。是非応募条件等を確認してから挑戦してみてください。以前、コンテストに応募して、表彰式に招待されたことがありましたが、時間も費用も掛かるために出席を辞退したことがあります。このことが立て続けに起こり、申し訳なく思って、最近では応募する際に注意しています。主催者によっては、表彰式をイベントの一環として日本語作品コンテストを企画している団体があるので、気をつけてください。もちろん表彰式に参加したいというのであれば、全く問題ありません。是非、子どもに日本語で表現することの楽しさを経験させてあげてください。
マハロ!