自分の子どもに日本の大学で有意義な生活を体験させたいと思いませんか。面倒なAO入試も必要なく、ハワイ大学に在籍しながら、日本の有名大学(北大、東北大、京大、早大、慶大、一橋大など)に為替変動による授業料の心配もなしに短期留学させる方法があります。子どもへの日本語の勉強の励みにして、子どもを将来日本の大学に留学させたいと思う親御さんは、是非参考にしてください。

ハワイ大学国際交流プログラム

 ハワイ大学では、様々な国の大学と国際交流プログラムを締結しています(ここをクリック)。日本の場合、上記大学の他約30の大学プログラムがあります。そして、大学の国際交流プログラムなので、留学した場合、ハワイ大学の授業料を払ってハワイ大学に在籍している限り、相手国の授業料が免除されます。但し、留学条件は大学によって様々で、内容も変更する可能性があるので、適時チェックする必要があります。例えば、北海道大学の短期留学プログラム(HUSTEP)の場合、(1)大学3年生以上、(2)ハワイ大学で2年以上在籍、(3)GPA 3.0以上が留学参加条件となっています(ここをクリック)。娘は最終的に、私の母校の北大に留学した場合には全面的な支援が得られるとの約束を取り付けて、北海道大学に短期留学することに決めました。

北海道大学の場合

 娘は、北海道大学の1年間の短期留学プログラム(HUSTEP)に参加しました。HUSTEPでは、学生に日本語の学習だけでなく、日本などの国際文化を体験学習させながら、各学部での授業に聴講生として参加させていました。また、大学のクラブ活動にも参加することができたので、娘はアニメ「犬夜叉」の「桔梗」が弓の名手だったことから、さっそく弓道部を見学に行ったものの、最初の数か月は弓道場の掃除だけで弓に触ることもできないとの説明を受けて、すぐに部活を諦めました。娘は、近所の美味しい回転寿司、スープカレーなどの行きつけの店を見つけて、また、食事処が併設されている銭湯をとても気に入っていました。また、クラスメートたちと休日に、函館お花見温泉ツアー、道東お花畑観光ツアー、流氷観光ツアーなどを一緒に旅行して国際交流を深めるとともに北海道の自然を大いに楽しんでいました。

日本留学による親のベネフィット

 娘が日本に留学する時、生活準備の手伝いのために北海道に同行しました。まず、携帯電話の契約、部屋のWIFIルーターの設置、細々な日用品の購入などを全て終えて、札幌の奥座敷である定山渓で温泉を楽しんでいたところ、娘から突然電話がかかってきました。市内のホテルにいないことを知ったので、どこにいるか確かめにかかってきたのですが、温泉ホテルにいるとわかると、「今すぐ行く。」と言って、札幌の交通網を調べて夕方にはホテルに到着しました。両親が温泉でくつろいでいるのが余程悔しかったのか知りませんが、初めての場所でそこまで一生懸命にやって来たのには、思わず笑ってしまいました。さっそく良いサバイバルトレーニングができたようです。また、帰国の直前、娘から荷物が増えたので取りに来るよう依頼を受けました。そこで、義理の両親と共に北海道旅行を楽しむべく、札幌を訪ねて娘と一緒に北海道周遊旅行をしました。学生時代、北海道周遊ツアーの添乗員をしていたこともあり、観光地には何度も訪れているのですが、同行者・季節の違いなど何度訪ねても良いですね。美味しい蟹料理のホテルを巡り、久しぶりの家族旅行を満喫しました。

最後に

 北海道大学のプログラムは、残念ながら取得単位の移行が上手くいかず、娘の卒業は多少遅れることになりました。でも、社会にでるのが多少遅くなったとしても、娘にとってこの若い時の貴重な経験は生涯においてかけがえのないものになったと確信しています。また、全面的な支援の約束通り、ツアーの手配、スキーウェアなど必要なものがあればアマゾンを利用して送っていました。寮監は、娘を通販ショッピングマニアと思っていたようでした。今回の娘の日本留学は、家族も十分楽しむことができ、本当に良かったと感謝しています。

 日本語ができる子どもの親として、子どもを日本に留学させ国際的な視野を広げさせて、子供と一緒に日本留学を楽しんでみませんか。きっと家族の良い思い出になると思いますよ。

マハロ!