ITの発達した現代、タブレットでは様々な学習アプリが百花繚乱の様相を呈しています。ITプログラムに慣れた子どもたちに、ゲーム感覚で日本語あるいは算数を面白く学習させることができるとすれば、学習アプリは本当に魅力的ですね。機会があれば、子どもに是非試してください。参考までに、今まで授業でアプリを使用した経験の中で、お勧めの学習アプリをいくつか、Galaxy(アンドロイド製品)あるいはiPad(アップル製品)からご紹介します。

日本語の学習アプリ

 ハワイに暮らしていて、日本語の学習において継続的な努力が必要なのは、やはり漢字学習です。漢字の書き方、読み、画数、部首を覚えることは、一苦労ですが、この学習アプリを使用すると少し面白くなります。「小学1年生~小学6年生漢字練習ドリル(東京萬木ソフトトラスト株式会社)」は、各学年の漢字別に、漢字の書き方、読み、画数、部首を学習できるアプリです。アプリには漢字の読みのテストがありますが、まず全ての漢字を正しい書き順で3度入力しなければ、テストを受けることはできません。各テストには時間制限があって、難易レベルも選択できるので、子どもは結構楽しく挑戦できます。但し、画数のテストは時間制限が短いので、画数を数えるのは、慣れるまで小学3年生の漢字レベルぐらいまでが良いでしょう。これは、アンドロイド製品及びアップル製品双方のタブレットで利用することができます。また、「手書き漢字ドリル1026(学校ネット株式会社)」は、実際に漢字の書き取りテストを、手書きで画面に入力することのできるアプリです。但し、あいまい機能が備わっているので、正確に書かなくても正解とみなされることがあるので、注意が必要です。このアプリもアンドロイド製品及びアップル製品双方のタブレットで利用できます。それから、「小学1年生~小学6年生ビノバ国語(funspire, Inc.)」は漢字や言葉をゲーム感覚で学習するアプリです。各レベルをクリアするたびにデジタル賞品を受け取ることができるので、子どもは達成感を味わいながら学習を楽しめます。このアプリもアンドロイド製品及びアップル製品双方のタブレットで利用できます。

算数のアプリ

 算数のアプリは主に計算能力の向上のために利用しています。「脳トレ!九九(Hiza Games)」(九九の掛け算)、「脳トレ!暗算(Hiza Games)」(四則計算)の計算アプリを勧めます。このゲームは記録に挑戦できるので、子どもの計算能力の向上に役立ちます。特に、対戦モードでは、難易度を選び計算力を競うので、中々エキサイティングなゲームになりますので、是非子どもと一緒に楽しんでください。だいたい、最初は5秒程度のハンディキャップをあげて、徐々にハンディキャップを縮めていくともっと楽しめます。なお、このアプリは、アンドロイド製品のみが利用可能となっています。一方、アップル製品には、「CalcTraingBASIC(Nanahoshi Lab)」という計算アプリがあります。これは、算数クイズのようなものですが、記録にチャレンジできるので、子どもと一緒にチャレンジすると良いですね。但し、残念ながらこのアプリには対戦モードはありません。

 これらアプリ以外にも、クロスワードパズル、自然科学などの理科、歴史問題などの社会などゲーム感覚で遊ぶことのできる様々な学習アプリが沢山あります。是非、面白そうな学習アプリを探して、子どもの勉強の励みにしてください。なお、ここで紹介した学習アプリは全て無料なので気軽に試してみてください。そして、学習アプリを使用する場合には、WIFIをオフにすることを勧めます、そうすれば、広告が入らないので、より集中して学習アプリを楽しむことができます。

マハロ!