アメリカの秋は楽しいイベント盛り沢山ですね。その中でもサンクスギビングディ(Thanksgiving Day)は日本語で『感謝祭』もしくは、「収穫感謝祭」と言われる北米の祝日ですが、毎年11月の第4木曜日をサンクスギビングディとし、学校や会社はお休みになります。サンクスギビングディの由来は17世紀初めにアメリカ最初の移民であるピルグリム・ファーザーズが初めての穀物の収穫を祝ったことがルーツと言われてはいますが、現在のサンクスギビングディは、当時の歴史的背景を踏まえた祝い方とは違い、家族や親戚、友人達が一斉に集まって御馳走を食べながらお祝いするのが一般的担っているようです。サンクスギビングディの食卓のメインディシュは大きな七面鳥の丸焼きです。その他にもマッシュポテトやパンプキンパイなども一般的です。北米の人々にとってサンクスギビングディは、大切な家族と一緒に過ごすファミリー・イベントです。

家族に感謝の気持ちを伝えよう

家族や友人と食卓を囲みながら楽しいひと時を過ごすサンクスギビングディですが、この日、大切な家族や友人に感謝の気持ちを伝える機会を設けるご家庭も少なくはないでしょう。例えば、一人ずつ順番にこの1年を振り返り感謝したい人や物事を共有することもこの感謝祭の良いところですよね。日頃なかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちを改めて言葉にすることで、家族の絆をより一層深めることができるのかもしれませんね。

そこで、今回私の受け持つJFLクラスでは、先月のトピックでもありました『わたし と かぞく』で学んだ事を生かしながら生徒さんはご家族へ日頃の感謝の気持ちを日本語で表してもらうことにしました。絵を描いたり、折り紙を使ったりと彼らなりの表現でサンキュー・カードにしてもらいました。感謝の気持ちを表す事で親子のコミュニケーションがより豊かになれればと思います。

さて、早速生徒さんのカードを少しだけ紹介させていただきます。

どの生徒さんも本当に一生懸命プロジェクトに取り組み作成してくださいました。クラスでは折り紙で『蝶』の折り方をシェアしてくだったり、「こんな事出来たよ。」「これはどうかな。」「手伝って。」などなどアイディアも豊富で兎に角楽しんでくださいましたし、私も一緒に楽しむことができました。

私の受け持つJFLクラスは、ミックス・エイジです。異学年の生徒さんとの交流において共に学び、思いやりながら協調性を育んでもらえたらと思います。

今度は「ありがとう」と言われたら

感謝の気持ちを誰かから伝えられたら、今度はどう返したら良いのでしょうか?生徒さん達は、英語では「どういたしまして」を何度も言い慣れているでしょう。一緒に考えてみました。

「どういたしまして」は一般的ですが、あまり親しい間柄では使いませんよね。

「うん」家族など親しい中では使えるような気がします。

「はぁーい」

「いいえ」

「こちらこそ」

「どうも」

「とんでもない」などなど

皆様にとりまして今年も素敵なサンクスギビングでありますように。