エルフ

 ある日のこと。Mちゃんがキラキラした瞳で「エルフしってる?赤い太ったエルフはバッドで、緑のやせたエルフはカインドだよ。」という。コメディー映画の「エルフ」しか知らなかった私は「う〜ん、先生はよく知らないのよ。」というと、彼女は「あったことあるよ!」とさらに力を込めて語ってくれた。「ここにもいるよ。」「うん、いまもいるよね。」子どもたちは素晴らしい。

「常夏のハワイでクリスマスは変だよね」と思っていた私の考えを、今年は学習教室の子どもたちのおかげで変えることができた。思い込みや先入観を捨て、その場に応じて新鮮な気持ちで対応してきたつもりだったが、まだまだだったと気付かされた。

クリスマス制作

 今頃は、学校やご家庭でサンタクロースやトナカイを制作する。私も考え、今回はサンタ、トナカイ、エルフの3種類を試作してみた。宗教上サンタが来ないご家庭もあるので、雪だるまも追加しようかなどと考えながら作っていて、ひとつ疑問を持った。顔の色は何色にする?私の小さい頃は、顔や手は肌色と決まっていた記憶があるが、いつからか「はだいろ」のクレヨンや色鉛筆は消えた。一つの名詞と捉えれば問題はないのだろうが、意味を考えてしまうと大きな問題になる。まあ、でもサンタクロースもエルフも北欧の方のようなので、白っぽいオレンジ色かな、、、。こんなことをくるくる考え、結局白と薄いオレンジから選べるようにした。エルフの洋服も赤と緑を選べるようにした。Mちゃんはどっちを選ぶのだろう。楽しみである