ハワイのような温暖な気候では、1年中ガーデニングが楽しめます。野菜を育てる場合、日本では1年で枯れてしまう野菜が、ハワイでは2、3年もの間ずっと実をつけます。また、花も毎日のように咲き乱れ、ハワイは植物にとって楽園だということをつくづく実感します。このハワイの温暖な気候を利用して、ガーデニングを楽しんでみませんか。

トマトは多年草?

 ミニトマトを植えると、ハワイではたいてい2,3年は枯れずに実をつけます。一つの枝が枯れても、また新しい枝が伸びて実をつけるようになります。枝が折れないように添え木を充てるとどんどん伸びてゆきます。さすがに根元が枯れ始めるとダメになりますが、2,3年は毎日のように実がなります。赤いトマトの実は鳥がよく食べるので、防鳥のために網を張ったことがありましたが、鳥が網に絡まったりすると、マングースあるいは猫がその鳥を狙って来るので、今では実の色が変わり始めるとすぐに収穫しています(完熟トマトを食べたかったのですが、残念!)。茄子も植えましたが同様に2,3年実がなり続き、食べ飽きてしまったため今は植えていません。ハワイの茄子は、おおきくてフットボールぐらいの大きさに育ちました。また、ニラは、面白いことに年数がたつごとにしっかりしたニラが収穫できます。ニラは、もう3年以上経ちますが、いまだに元気です。それから、パイナップルを食べた後の頭の部分を植えたのですが、3年後に甘くて美味しい実がなりました。また、3年後に美味しい実が食べられることを楽しみにしています。

ハイビスカスはハワイの朝顔?

 庭にハイビスカスが咲いているのですが、毎日のように花を咲かせます。色も赤、ピンク、黄と色とりどりなのですが、古い木は20年以上たっても枯れずに毎日花を咲かせています。凄いですね。特にピンクのハイビスカスは、桜の花の形に似ているので、「桜ハイビスカス」と呼んでいます。妻は、新種のハイビスカスだと思ってオフィスで話題にしましたが、後で自分勝手に命名したことが判明して恥ずかしい思いをしたと文句を言っていました。また、パパイヤを植えたことがありますが、パパイヤの木は竹のようにぐんぐん伸びるので、結局大きくなりすぎて伐採してしまいました。甘くて美味しいパパイヤだったので本当に残念です。

食べたい野菜は自分で育てる

 お正月にお雑煮に入れる水菜が地元のどこのスーパーでも見当たらなかったことがありました。そこで、対策として通販のアマゾンで水菜の種を取り寄せて必要に応じて育てることにしています。また、妻より以前ゴウヤは値段が高くて美味しくないと文句を言われたので、ゴウヤも種から育てています。問題は、収穫量が多すぎて食べきれないということです。結局、余った分をもらってくれる人を探すことに奔走することになります。でも、食べたい食材が十分手に入るので不満は全くありません。また、野菜を育てることは、毎日水やり、病虫害などの野菜の健康状態のチェック、雑草の引き抜きなどが欠かせないので、自然と規則正しい生活習慣を送るようになります。そして、芝刈りなどの庭仕事をすれば、適当な汗を流す良い運動となります。取れたての野菜は新鮮でおいしく、手間をかけた分だけ自然の恵みの大切さを感じざるをえません。

アロエのジャングル

 庭には、アロエが群生しています。ハワイ島の妻の実家から移植したのですが、徐々に増えて今では庭のいたるところで繁殖しています。アロエが火傷に効くということで活用しますが、家族はそれほど火傷をしないので殆ど減りません。誰かアロエの良い活用法を知っていますか。

 せっかく、植物を育てる環境の良いハワイで暮らしているのですから、ガーデニングを楽しみませんか。美味しい新鮮な野菜を手に入るだけでなく、規則正しい生活と適度の運動で健康促進にも繋がります。そしてなにより、安心安全で新鮮な野菜を育てる満足感を楽しみながら美味しく食べることができます。

マハロ!