本日は、国立米国歴史博物館を訪問しました。米国がこれまで経験してきた戦争や、スポーツ、音楽などの社会的な変動がパネルなどを使って紹介されていました。また、歴代大統領夫人のドレスや調度品などが展示され、ホワイトハウスの生活ぶりについても詳しく紹介されていました。歴代大統領の日課、ホワイトハウス内のボーリング場、歴代大統領の家族、あるいは、ペットの日常などがビデオで紹介されていました。
この博物館内の冷房の設定温度があまりにも低かったので、その後は、屋外にある国立「彫刻の庭」美術館を歩いて、芯から冷えた体を温めながら美術作品を鑑賞しました。奇抜なアイデアの作品が多く、作品の中には触れたり、乗ったりすることのできる作品もありました。
翌日は、国立アフリカ美術館を訪問しました。外見はそれ程大きくないのですが、地下3階まである美術館なのでかなり広いスペースに古代から近代のアフリカの美術作品が展示されていました。アフリカの古代美術作品には、アフリカの大地のパワーを感じるような不思議な魅力の作品が多数見受けられました。
そして、近代美術作品を鑑賞するために国立美術館 東館を訪問しました。ピカソの若い頃の作品からキュービニズムまでの作品が展示され、ピカソの美術作品の変遷が良く見て取れました。しかし、他の作品の中には、巨大なリボンや子どもが描いたような絵画が展示されていましたが、どう評価すればよいのか全く分からず、当惑してあまり鑑賞することができませんでした。もはや凡人の理解の領域を越えています。
今回ワシントンD.C.で訪問した博物館及び美術館は、全て国立であるため入場無料となっています。といっても連邦税で運営されているので、これらの施設には相当な費用が掛けられています。地理的な理由によって、ハワイの住民が利用しにくいというのは不公平な気もしますが、機会があったら是非訪問することを勧めます。様々な博物館及び美術館があるので、子どもにとってきっと興味のある展示が見つかると思います。そして、興味のありそうな特別展示の開催に合わせて訪問しても良いですね。また、各博物館及び各美術館の開館日程も異なるので、調べてから計画を立て下さい。施設の中には入館するのに予約が必要な場合もあります。なお、スミソニアン国立博物館及び美術館の閉館時間は午後5時30分ですが、国立美術館は午後5時となっています。
最後に、旅行に出かける前には、面倒な到着手続きを避けるためにハワイ州政府のSafe Travels Programにアクセスしてワクチンを接種済みであることの証明登録をしましょう。サイトで必要事項を記入し、ワクチン接種済みのカードをスキャンしたファイルをアップロードして、個人アカウントを作成します。そして、個人アカウントに旅行日程を登録した後、ハワイに出発する最終フライトの24時間前に個人アカウントにアクセスしてアンケートに回答すると、渡航に問題がなければQRコードを受け取ることができます。それから忘れずに、必ず最終出発の空港ロビーにおいて、ハワイ渡航者専用の受付でリストバンドを受け取ってください。飛行機の搭乗手続きが始まってから、QRコードだけでは不十分なことに気づき、慌ててリストバンドを受け取りにいく乗客が長蛇の列をつくっていました。もちろん、事前にリストバンドを受け取った乗客は、そのままスムーズに搭乗していました。
現在のコロナ禍の行動制限の状況では、あまり旅行を思う存分楽しむことができませんでしたが、日常生活から少し離れて、貴重な体験ができたことに感謝しています。ホテルの部屋では、毎日のようにハリケーンによる被害状況がテレビで報道されていましたが、ワシントンD.C.では、ホテルへの帰途に大雨に一度遭遇しただけで、他は全く問題ありませんでした。濡れた靴も部屋に戻ってヘアドライヤーで乾かすことができました。出立前に天気予報をチェックしていたので、折りたたみ傘やポンチョを持参して対策をしていましたが、あまり活躍することもなく、幸運でした。以前コラムに記述しましたが、日常生活と少し離れた特別なイベントがない限り、なかなか明確な時間と場所が分かる記憶を残すことは難しいですね。大切な人と共有する時間は貴重です。是非、思い出に残るような経験を重ねてください。
マハロ!