ホノルルは、12月1日からコロナ対策のためのレストラン等での定員の人数制限を撤廃します。これは、決して安全になったからというわけではなく、「ウィズコロナ」経済活性化政策の一環であり、引き続きコロナ対策は継続となります。「ウィズコロナ」経済活性化政策は、全世界で実施されており、欧州ではこの政策により感染拡大の波が引き起こされたために都市封鎖を余儀なくされる国もでてきています。世界の国々は現在、コロナ禍における国民の健康管理と経済活性化とのバランスを懸命になって模索しています。参考までに、11月25日時点で、米国の新規感染者数(7日間移動平均)は95759人(ハワイは95人)、ドイツは54640人(過去最多)、英国は43459人、日本は119人となっています(引用「チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウィルス」)。
また、韓国では高いワクチン接種率にも拘わらず、この政策による感染拡大が発生し、過去最多の新規感染者数を更新しています。一つの要因として「ブレイクスルー」(ワクチン接種完了後にコロナウィルスに感染)が挙げられており、このため韓国では、現在高齢者に対する第3回目のワクチン接種を前倒しにして実施しています(参照 読売新聞「文在寅政権の「ウィズコロナ」路線が窮地」)。
米国は11月19日、第3回目のワクチン接種(ワクチン接種完了後6か月以上が条件)を18歳以上の全ての国民に対象を拡大しました。教育に携わるものとして先月第3回目のワクチン接種を既に受けましたが、米国では、「ブレイクスルー」対策だけでなく、国民全体のワクチン接種率の向上も今後の課題となりそうです。また、南アフリカで新種のコロナ変異株が発見されたとのことであり、まだまだ予断の許さないコロナ禍の状況ですので、ガードを緩めることなく感染予防に引き締めて努めなくてはなりませんね。
安心して自由に日本に旅行できる日が早く来ることを心から願わずにはいられません。
マハロ!