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コラム

福岡語学専門学校の学生がハワイ教室に!

日本語を“学ぶ”から“つながる”へ——ことばと文化が行き交う国際交流レポート アメリカやハワイにお住まいで、 そんな保護者の皆さまへ、今回は私たちの教室で実施した日本の専門学校生との国際交流プログラムをご紹介します。 単なる“授業”ではない、「日本とリアルにつながる体験」をお届けします。 日本の語学専門学校から、学生さんがハワイにやってきました! 先日、福岡語学専門学校さんから「学生をハワイに派遣したい」というお問い合わせをいただきました。 この専門学校は、日本人学生と外国籍の学生が一緒に学び、語学や国際感覚を身につけて社会に羽ばたくことを目指している学校です。 今回は、海外経験の一環として、日本人学生4名がハワイに2週間滞在。その中の2名が、私たちの日本語教室に3日間参加してくれました。 「お兄さん・お姉さんが来た!」子どもたちの目が輝いた3日間 学生さんたちは20代前半。子どもたちから見るとちょっと年上の「お兄さん」「お姉さん」です。 授業では一緒に遊んだり、日本語を話したり、時には英語でもやりとりしたり。 “生きた日本語とふれあう機会”として、子どもたちにとっても貴重な時間になりました。 ちょうど5月20日には、日本の保育園とのオンライン交流授業も実施中だったため、その様子にも学生さんたちが同席。 「こういう活動もあるんだ!」と驚きつつ、子どもたちの反応をあたたかく見守ってくれました。 日本語を“話すきっかけ”が自然に生まれる こうした交流の場では、子どもたちは相手に合わせて日本語で伝えようとします。 相手が日本語しかわからないと分かると、恥ずかしさがあっても自分の言葉でアウトプットしようとするのです。私たちは、そんな「コミュニケーションを取りたい」と思える瞬間を増やす工夫を続けています。 言葉は使う体験があってこそ、しっかり身につきます。だからこそ、私たちの教室はこのような実践の場を大切にしています。 私たちの教室の想い:週1回でも、“いきた日本語”は育つ ハワイで子どもに日本語を学ばせたいと願う保護者の中には、「週1回で意味があるの?」「遊びのような授業で大丈夫?」と感じる方もいるかもしれません。 […]

コラム

子どもが日本語と文化を“体感”できる!東かがわ市留学交流プログラムレポート(2025年6月実施)

~異文化体験を通じて「伝えたい」があふれる、日英バイリンガル教育の可能性~  👉 来年度の参加者募集予定あり! 小学生7名が参加した、日本での“体験型留学” 2025年6月8日〜17日の10日間、ハワイの子どもたちが日本・香川県東かがわ市での留学交流プログラムに参加しました。現地の小学校での授業や日本文化体験、観光・工場見学などを通じて、リアルな日本の暮らしを五感で体感する内容です。 滞在スタイルは2種類 どちらもプロの教育委員会や旅行会社のサポート体制の中、安心してご参加いただけます。 日本の小学校で「ふだんの生活」をまるごと体験 このプログラムの最大の特長は、日本の子どもたちと同じように「日常の学校生活」を体験できる点です。 訪れた各小学校では、生徒たちが歓迎会を開いてくれたり、給食・掃除・歯磨きなど、普段の習慣まで自然に参加できる時間が用意されました。 まるで「本物の日本の小学生」になったような感覚で、日本語と文化に自然に向き合える機会となりました。 日本語が自然に出てきた!「とらまるパペットランド」での不思議な体験 もうひとつ印象的だったのが、「とらまるパペットランド」訪問。NHKなどで実際に使われた人形劇のパペットが展示され、子どもたちは実際に触って自由に遊ぶことができました。 🎤「英語が母語の子たちが、パペットで遊ぶときは“なぜか日本語で”話し出していたのが本当に不思議だった」🎤「“これが○○です!”と日本語で遊ぶ姿に驚いた」 パペットを通じて物語を作る中で、自然と日本語が出てくる。そんな“自発的なことば”の引き出しが、このプログラムの強みです。 帰国後に「日本語を話す率が増えた」理由 参加した子どもたちは、普段は英語が優位な生活をしています。それでも、帰国後には“日本語のアウトプットが明らかに増えた”という声が保護者や教師から多数届いています。 🎤「いつもは英語ばかりなのに、“東かがわでこんなことがあったよ!”と日本語で話してくれて驚いた」🎤「日本人の先生には自然と日本語で話そうとするモードになっていた」 たった10日間の体験で、子どもの言語脳が“日本語モード”に切り替わる——それは、リアルな交流や生活体験によって「伝えたい」「共有したい」という思いが育った証でもあります。 10日間の滞在スケジュール

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ハワイ・アメリカにいながら“日本とつながる”!日本の保育園とのオンライン交流授業レポート

~子どもが楽しく日本語と日本文化を体験できる、新しいバイリンガル教育のかたち~ ハワイやアメリカ本土で子育てをされている皆さまの中には、こんなお悩みはありませんか? そんなご家庭に向けて、私たちの教室が取り組んでいる「日本の保育園とのオンライン交流授業」についてご紹介します。“ことば”と“文化”の両方を、子どもが自然に楽しく体験できる新しいバイリンガル教育の形です。 なぜ始めたのか?——コロナをきっかけに生まれた新しい交流のかたち このプログラムは、日本のバイリンガル保育園「京進ホッパ」(京都・世田谷)とハワイの当教室との間で実施しています。きっかけはコロナ禍。リアルな国際交流が難しくなった中、「画面越しでも子どもたちが世界とつながれる場を」とオンラインでの交流授業が生まれました。 私たちはハワイで日本語を学ぶ子どもたちを、ホッパ保育園さんは日本で英語を学ぶ子どもたちを育てています。両方がしっかりとバイリンガル教育に力を入れているからこそ、子ども同士での会話が自然に成り立ち、短い時間でも“通じ合える”実感が持てます。 年3回開催!今回のテーマは「春」と「新学期」 2025年度の第1回目は、5月20日と29日に開催。30分という短時間の中で、以下のような内容で進めました。 私たちのオンライン交流では、毎回その時期に合わせた季節のテーマやトピックを取り入れています。今回のゲームでは、春にちなんだ「桜」や、新学期に使う「鉛筆」「制服」など、日本の文化に触れられるアイテムを題材にしました。 ゲームでは子どもたちが30秒間絵を見て記憶し、日本の子どもたちは英語で、ハワイの子どもたちは日本語で発表します。子どもたちは「答えたい!」と次々に手を挙げ、楽しみながら言葉にチャレンジ。お互いに「これじゃない?」「あれだったよね」と相談し合う場面も多く、教室内は自然と“わいわいガヤガヤ”とした交流の空気に包まれました。 また、交流を重ねるごとに、「向こうは寒そうな服を着ているね」「桜ってなに?」といった気づきや質問が子どもたちの中に自然と芽生えてくるのも、とても印象的です。 ハワイでは感じにくい「四季」や「新学期文化」など、日本ならではの季節感を子どもたちが“体感的に理解していく”様子が、このプログラムの醍醐味だと感じています。 ▲今回の交流後、日本から届いた、子どもたちの想いがつまった手作りポスター。英語と日本語が混じった、あたたかい交流のことばに思わず笑顔になります。 オンラインでも、子ども主体の“リアルな会話”ができる理由 私たちのオンライン授業は、ただ画面を通じて話すだけではありません。事前に2〜3回の打ち合わせを行い、語彙やテーマ、ゲームの進行を工夫することで、子どもが自分の言葉でやりとりできる“本物の会話の時間”を目指しています。 また、これまでには「日本の子が英語で日本の文化を紹介」「ハワイの子が日本語でハワイの食文化を説明する」といった、双方向の発表にも取り組んできました。たとえば「スターフルーツ」や「マグロの漬け丼」といった、日本ではあまり馴染みのない食べ物を、日本語で一生懸命説明する姿には、語彙力だけでなく、伝える力や文化的な視点の成長が見られます。 ハワイ在住の保護者の方からも好評の声 この交流授業は、私たちの教室に通っている生徒であれば、無料・申込不要で参加可能です。 体験レッスンの日がたまたま交流授業と重なった方からは、「こんなユニークなプログラムがあるなんて知らなかった」と喜びの声もいただきました。  

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