海外で「子どもに日本語を学ばせたいけれど、どのように教室を選べばいいのかわからない」と悩まれている親御様がたくさんおられます。

選択肢も多様化し、グループレッスンやマンツーマン、オンライン型、補習校、文化中心型など、学校ごとに方針や授業内容、雰囲気も大きく異なります。日本語を学ぶ理由もご家庭によっても様々です。

今回の記事では「お子さまが楽しく、無理なく日本語を学べる環境」を大切に、最適な日本語教室選びのポイントを5つお伝えします。

見学・体験の前に、ぜひご一読いただければ幸いです。

目次:

  • 確認ポイント① 教室の目的・方針が家庭の希望と合っているか?
  • 確認ポイント② 年齢・レベル別のクラスが整っているか?
    • 年齢別のクラス
    • レベル別のクラス
  • 確認ポイント③ 教師の質と資格は?
  • 確認ポイント④ 家庭との連携・サポート体制
    • メールでしっかり情報を伝達
    • お迎え時や年度末に「相談できる場」を用意
    • 宿題はできる範囲でOK
    • 欠席時のフォロー体制
    • ご兄弟通学のスケジュール調整サポート
  • 確認ポイント⑤ 体験レッスン・見学のしやすさ
  • ハワイで日本語教室を選ぶなら、目的と柔軟性の確認が鍵

確認ポイント① 教室の目的・方針が家庭の希望と合っているか?

日本語教室を選ぶ際にまず確認していただきたいのが、教室の目的・方針が、ご家庭の希望と合っているかどうかということです。

たとえば、当教室には次のような目的を持って通われるご家庭がいらっしゃいます。

  • 会話力、読み書きをバランスよく学ばせたい方
    発話の機会を大切にしながら、国語教材を使った読み書きの指導も取り入れ、お子さまのレベルや目的に応じた柔軟な授業を行っています。
  • 日本語を通じて友達づくりをしたい方
    「日本語を話せる友達がほしい」「ママ友が少ないので日本語環境に触れさせたい」など、人との関わりを重視されるご家庭も多くあります。グループレッスンを通じて自然な交流の中で学べる環境をご用意しています。
  • 将来の帰国や受験に向けてしっかり学ばせたい方
    一時的な渡米や、将来的な日本の学校への編入を見据えたご家庭には、個別対応型のマンツーマンレッスンも可能です。レベルや目的に応じて、学習計画をカスタマイズいたします。

さらに、当教室では目的や年齢・レベルに応じてクラスを選べる柔軟な編成を心がけています。例えば、週1回・週2回・週3回といった通学頻度も選択でき、ご兄弟で同じ曜日に通えるようカリキュラムも作成しています。

お子様の成長段階や、ご家庭のライフスタイル、教育方針に合った最適なスタイルで、日本語を学んでいただける環境を整えております。

確認ポイント② 年齢・レベル別のクラスが整っているか?

お子さまが「楽しく、無理なく、日本語を学び続けられるかどうか」は、年齢はもちろん、レベルに合ったクラス選びを柔軟にできるかが重要です。

例えばこども学習教室では、年齢・レベルに応じた多様なクラスを用意しており、以下のように段階的な学びをサポートしています。

年齢別のクラス

・年長さんクラス(5歳~)
主に会話力・日本語を楽しく学ぶ気持ちを育てます。
日本語で聞いても英語で返事をしてしまうお子さまがいる場合、バイリンガルの先生が必要に応じて英語でフォローしながら、まず発言しやすい雰囲気づくりをします。歌や絵本、遊びを取り入れた授業で、日本語の楽しさを体感してもらいます。

・小学校低学年(1〜3年生)
基本的な読み書きの習得。
国語と算数を中心としたカリキュラムで、日本の小学校の教科書に準拠した教材を使用します。ひらがな・カタカナの習得から音読、簡単な作文・読解も含め、無理なく基礎を固めていきます。

小学校高学年(4〜6年生)
日本語を応用した授業。
教科書の内容が一気に難しくなる学年です。担任が常にクラス全体の様子をみながら、必要に応じて国語の時間を少し増やす、進み方を調整するなど、なるべく生徒さんの負担になりすぎないような授業を心がけています。

レベル別のクラス

日本語を初めて学ぶお子さんや、日本語環境が少ないご家庭など、年齢に対する一般的な日本語レベルにギャップのあるお子さんには、レベル別クラスでのサポートは日本語習得のサポートに大きく役立ちます。

こども学習教室では、初めてでも安心の「JFL(Japanese as a Foreign Language)」「IJC(Intensive Japanese Class)」といった特別クラスもご用意しています。

 ・JFL:ひらがなやカタカナの読み書き、簡単な日本語の会話が難しい、日本語が初めてのお子さん向け

IJC:会話はできるけれど、読み書きに課題がある中上級者向け

最終的には一般の年齢別クラスでついていけるレベルになってもらえるよう、 JFLとIJCなど、ステップを踏んで無理なく学べる環境づくり・サポートをしております。

年齢や日本語レベルに合ったクラスで学ぶことで、生徒さんたちは自信を持ち、学ぶ意欲を高めることができます。

「ついていけなかったらどうしよう…」と心配な方もご安心ください。一度退会しても復学が可能ですし、同じ学年を繰り返すこともOKです。無理なく学び続けられる環境を整えています。

確認ポイント③ 教師の質と資格は?

お子さんに人気の先生は多くおられますが、特に親御様にとっても「どんな先生が教えているのか」は、日本語学習を継続するうえで非常に重要なポイントです。

こども学習教室では、お子さんに人気なのはもちろん、特に指導力・人間性ともに信頼できる教師陣が揃っています。

・教員免許保持者による安心の指導
当教室では、日本またはアメリカで教員免許を取得している講師のみが授業を担当しています。教員としての専門的な知識と経験をもとに、子どもたち一人ひとりの特性を把握し、学びをサポートしています。

大学卒業以上の学歴を持ち、アメリカでの就労資格を有する、法的にも教育的にも信頼できる先生方です。

・子どもに寄り添う“人柄重視”の採用基準
資格だけではなく、「子どもたちと誠実に向き合えること」「柔軟に対応できること」も大切にしています。
たとえば:

  • 生徒の理解度に応じて授業時間を調整
  • 宿題量の相談にも柔軟に対応
  • 必要に応じてマンツーマン対応への切り替えも可能

そのため、当教室の講師陣はフレキシブルで温かい指導スタイルを大切にしています。

・保護者の声から見る「教師の質」
実際に通われたご家庭からも、以下のような声をいただいています:

 「唯一、子どもが楽しく日本語を学べる場所でした」

 「日本に帰国するために退学しましたが、戻ってきたらまた通わせたいと思います」

 「先生がいつも温かく迎えてくれて、子どもも安心して通えました」

指導力と柔軟性、そして何よりお子さまへの愛情をもって接することを大切にしている当教室の教師陣。初めての日本語学習でも、安心してお任せください。

確認ポイント④ 家庭との連携・サポート体制

お子さんのための日本語学習ですが、「親御様の悩みや不安も解決できるサポート体制が整っていること」も、お子さんの学びを継続する上で重要なポイントとなります。

当教室では、「相談しやすさ」「柔軟な対応」「宿題や連絡体制の整備」など、ご家庭と連携し、よりよい学びの場を提供できるよう、サポートしております。

・メールでしっかり情報を伝達

特に低学年のお子さまは、宿題の内容や担任から伝えられたことを親御さんに全て伝えるのが難しいこともあるかと思います。そういった時のために、担任から直接親御さんに必要事項をメールで連絡することを心がけています。また、欠席や振替の連絡、授業内容の相談等もお気軽にメールで受け付けています。

・お迎え時や年度末に「相談できる場」を用意

授業の前後時間で、先生に直接声をかけ、小さなお悩みを相談する親御様もおられます。
「ちょっとだけ相談したい」ことにも気軽に対応できる雰囲気があり、保護者の方の不安に寄り添う姿勢を大切にしています。

さらに年度末には、担任とご家庭との個別面談を設けており、次年度の進級や復学について、しっかり話し合える時間も設けています。

・宿題はできる範囲でOK

宿題はありますが、基本的にはお子さまが無理のない範囲で進められるように工夫しています。

例えば漢字練習や計算プリントなど、自主学習に適した課題が中心です。日本語が苦手な親御様でも、宿題のサポートができるものにしています。

また、親御様がサポートできない宿題だった場合にも、やる気のあるお子さんの気持ちを大切に、「わからなければ学校で先生と一緒に確認しながら進められる」ことを伝え、宿題ができなかったことで辛い思いをさせないよう、徹底しおります。

・欠席時のフォロー体制

欠席された場合は、進度の連絡と宿題の案内をメールで個別にお送りしています。
宿題の進め方や、次回授業までに復習しておくべき内容も共有していますので、安心して次回のクラスに参加できます。

・ご兄弟通学のスケジュール調整サポート

ご兄弟で同じ曜日に通えるよう、異なる年齢が同じ曜日になるよう、授業をスケジュールしています。

もし、プログラムのスケジュールがご兄弟の年齢に合う組み合わせがなかった場合、以下のようにグループレッスンとマンツーマン(比較的柔軟にスケジュール調整が可能)を組み合わせることで、同じ曜日にご兄弟を送り迎えすることができます。

例:お兄さんは週2でグループレッスン(火曜、木曜)
  弟さんは週1グループレッスン(火曜)と、週1マンツーマンレッスン(木曜)

確認ポイント⑤ 体験レッスン・見学のしやすさ

初めて日本語教室を選ぶ際、「実際にうちの子に合うかどうか」「先生や雰囲気はどうか」など、不安に感じることは少なくありません。日本語教室によっては、無料で体験レッスンを提供しているところもあるので、お子さんと先生の相性や授業の雰囲気など、実際に体験してみることをおすすめします。

当教室でも、体験レッスンや見学の機会を柔軟に設けており、納得してからご入会いただける環境を整えています。

・グループ、マンツーマンともに体験可能
ご希望に応じて、グループレッスン、マンツーマンレッスンのいずれも体験いただけます。

「日本語が初めて」「日本語の授業に自信がない」など、お子さまの状況に合わせて、事前にレベルの面談(オンライン含む)を行い、最適な先生・クラスをご案内しています。

通常のレッスンと同じ曜日・時間帯での体験が基本ですが、マンツーマンの場合、ご家庭のスケジュールに合わせて先生と個別に調整することも可能です。


・オンライン体験も柔軟に対応
現時点ではオンライン体験の枠は限られていますが、ご希望があれば個別に日程調整して実施することが可能です。実際にメインランド在住のご家庭とのオンライン個別指導など海外・他州など遠方からのご相談にも対応しております。

またハワイにいた時はグループレッスンを受講していたけれど、その後他州に引っ越したため、途中からオンライン授業に切り替えた生徒さんもおられます。

オンライン体験のお問い合わせ>>

・「何度でも体験OK」の安心制度
「1回目は緊張していてよく理解できなかった」「曜日や先生を変えて試したい」などのご希望にも対応できるよう、ご家庭やお子さまの不安が解消されるまで、何度でもお試しいただけます。

ハワイで日本語教室を選ぶなら、目的と柔軟性が重要

この記事で紹介した5つの確認ポイントを参考に、教室の方針・年齢別クラス・教師の質・サポート体制・体験授業のしやすさを事前にチェックしておくことで、お子さまに最適な学びの場を見つけることが出来たら幸いです。

特に、海外で日英教育を受けるお子さんたちは、家庭内でも英語が強くなりがちです。そんな中、バイリンガル教育に対応し、日本語を自然に定着させていくカリキュラムは貴重です。

まずは、お気軽に当教室の体験授業に参加し、実際の雰囲気や先生との相性を確かめてみてください。

「うちの子に合うかな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。ご家庭のペースに合わせて、ぴったりのクラスをご案内いたします。

ハワイでの日本語教室選びが、今後の学びの第一歩になりますように。