ハワイに住む日本人や日系家庭の間で、近年ますます関心が高まっているのが「日本語教育」です。 その背景には、以前のように“数年で日本に帰国する駐在スタイル”より、ハワイを拠点に長期的に生活するご家庭が増えてきたことがあります。

英語が主流の環境で育つお子さんたちにとって、日本語を継続的に学ぶ機会がないと、会話や読み書きの力が自然と薄れてしまいます。

 「家では日本語を話しているけど、読み書きは難しそう」「将来、日本とのつながりも残しておきたい」というそんな思いから、日本語の教室や学校に通わせたいと考える保護者の方が増えているのです。

特にホノルルやオアフ島内では、日本語で学べる学校や教室の数は限られており、通いやすさや内容の質が重視される傾向があります。

 今回は、そんなご家庭のニーズに応えるべく、当教室の年齢別の授業内容や特徴、通い方まで詳しくご紹介します。

目次:

ホノルルで注目の日本語教室「こども学習教室」とは?

ホノルル市内に教室を構える当教室は、5歳〜小学校6年生(中学生も対応可)までを対象に、日本語での学びを提供している日本語学習教室です。 特に、日本語の読み書きをしっかり学ばせたいご家庭や、帰国予定はないけれど日本語環境を維持したいと考える保護者から支持されています。

通っているのは、日本人家庭・ハーフのお子さん、現地校に通いながら日本語の学びを補いたいお子さんなどさまざまで、兄弟で通われている家庭もあります。

ご家庭での日本語使用頻度やレベルも違うため、年齢ではなく一人ひとりの日本語習熟度に合わせてクラスが決まるのが特徴です。

また、バイリンガルの教師がいることで、必要に応じて英語でのサポートがあるので、日本語を使うことに慣れない子どもたちも自信を持って、安心して通うことが出来ます。

教育方針とバイリンガル対応

当教室では、文部科学省の教科書をベースにしながらも、ただ “日本のカリキュラムを再現する” のではなく、子どもたちの理解を大切にした柔軟な授業運営を行っています。

日本語が強いお子さんもいれば、英語が中心の生活を送っているお子さんもいるため、必要に応じて英語で補足を入れることも。無理に日本語だけで進めるのではなく、バイリンガル環境に寄り添った対応をいたします。

逆に、将来日本に帰国することも踏まえ日本語のレベルを高めたいという場合には、飛び級のクラスや漢字検定などの本格的な日本語サポートを受けることが出来、どのレベルでも対応出来るのが魅力です。

また、読み書きだけでなく、日本語を通して「ごあいさつ」や「ルールを守ること」など、日本的なマナーや文化も学べるカリキュラムになっています。

単なる言語学習にとどまらず、「文化的なアイデンティティを育てる」ことも大切にしております。

年齢別クラスと授業内容

年長さんクラス(5歳〜)|まずは「日本語に親しむ」から

キンダーガーテンに通っている5歳以上のお子さんが対象です。 このクラスでは、日本語の知識やスキル以前に、「ごあいさつをする」「座って話を聞く」「いただきます・ごちそうさまを言う」といった日本文化ならではの基本的な習慣を身につけることからスタートします。

ひらがなや簡単な言葉の読み書き、あいさつの表現、数のかぞえ方など、“日本語に親しむ”ことを目的としたやさしい内容や、日本行事関連のクラフトやお楽しみ授業など、お子さんが日本語だけでなく文化も学べるという部分を大切にしています。

日本行事関連のクラフト例:2月節分の際に鬼のお面づくり、9月お月見塗り絵など。
毎月楽しいイベントを用意しております。

小学校低学年クラス(1〜3年生)|読む・書く・話すの土台づくり

低学年クラスでは、国語と算数を中心に、日本語で考え、日本語で理解する力を養っていきます。 国語では、ひらがな・カタカナの完全習得、基本的な漢字の読み書き、文章の理解と音読練習などが行われ、読む力と書く力の基礎をしっかりと定着させます。

算数では、たし算・ひき算から九九など、日常生活とつながりのある内容を日本語で学習。 そろばんの紹介や日本のお金の計算などを通じて、日本語で「考える」力が自然と身につくよう工夫しております。

小学校高学年クラス(4〜6年生)|読解力・表現力のレベルアップ

高学年になると、文法や読解の難易度も一段階アップ。 当教室では、文部科学省の教科書をベースにしながら、生徒の理解度に応じて教材内容を調整して授業が行われます。

国語では、長文読解・語彙の拡充・漢字の応用・自分の考えを書くトレーニングなど、より実践的な学びへと進化。 難しい内容も、担任が理解のスピードを見ながら柔軟に教えるので安心です。

また、「国語は3年生レベルだけど、算数は5年生内容が理解できそう」といった場合は、複数学年を組み合わせて受講できる副学スタイルやとび級にも対応しています。

漢字検定・交換留学などの特別プログラム

漢字検定クラス:毎週水曜日午後

2024年から正式に始まった「漢字検定クラス」では、年3回の検定に向けた対策を行っています。 毎週水曜午後に教室で授業が行われ、個別対応のマンツーマン授業との併用も可能。

 「もっと日本語力を高めたい」という高学年の生徒さんに特に人気です。

交換留学プログラム:日本での学校体験

こちらは2025年スタートの新企画として、香川県・東かがわ市との連携による学校体験プログラムを実施予定です。 お子さんたちは日本の小学校で現地の児童とともに授業を受け、ホームステイも体験できます。 

保護者は別日程で文化体験ツアーに参加出来たり親子での観光やアクティビティも満載で、ご家族での“学びの旅”としても魅力的です。

今後は九州エリアなど、他地域での展開も検討しています。

申し込み方法・体験授業の流れ

当教室では、まずウェブサイトのお問い合わせフォームから、保護者が学齢・日本語レベル・学習歴などを入力します。 その内容をもとにスタッフがメールや電話で連絡し、最適な体験授業をご案内致します。

体験授業は何度でも受講可能で、担任からのフィードバックを受けたうえで、適切なクラスを提案しています。 

ご兄弟の場合は「兄弟割引」もありますので、兄弟で曜日を合わせたい、どのような授業の組み方があるのか知りたい等ありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。また、本教室には申し込み用のQRコードも設置されており、通学時にその場で申し込みすることも可能です。

ハワイで、日本文化・生活習慣を学べる教室をお探しのご家族へ

ホノルルにある当こども学習教室は、日本語の読み書きや算数だけでなく、日本文化や生活習慣を大切にしながら学べる場所です。 バイリンガルとして育つお子さんにとって、日本語を“勉強”としてではなく“日常の一部”として身につけていける貴重な環境を提供することを大切にしています。

日本語教育を大切にしたいご家庭の第一歩として、まずは体験授業を通して教室の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか?