朝晩涼しい日が続き、最近近所でジョギングする人をよく見かけるようになりました。でも見かけるだけで、自分からはなかなかジョギングを始める機会がつかめませんでした。そうしているうちに、バーチャル・グレート・アロハ・ランが2月18日から21日にかけて開催され、8.15マイルを完走すべく、妻と一緒に勇んでイベントに参加することになりました。

グレート・アロハ・ラン

 2月18日から21日にかけて、バーチャル・グレート・アロハ・ランに参加しました。1度に8.15マイルを歩くのはとても疲れるので(本来は一挙に完走すべきですが日和見ました)、とりあえず3日間(19日~21日)に分けて歩くことに決めました。最初の一日は、数年ぶりに家の近所を歩くことにしました。我が家は、谷の合間にある住宅街の入り口にあるので、あまり内部の方には入って行く機会がありません。以前、オーストラリア経由の秋田犬を飼っていた時は、相当歩き回りましたが、犬がいなくなってからは歩くことが殆どなくなりました(参照 ペットのすすめ)。秋田犬は結構、わがままなところがあり、自分本位に歩き回ろうとするので、散歩中は少しも気が抜けず、約90ポンドの巨体を連れまわすのは本当に気合の入る運動でした。秋田犬は、闘犬として繁殖された時期があり、頑強で強靭な筋力を備えています。秋田犬は、猫にしっぽを振って近づくほどフレンドリーな性格である一方、飼い主に対する忠誠心という点では他犬種に比べて劣っているように見受けられます。このためか日本の警察犬にはシェパードが多く採用されているのを、身をもって理解させられた気がします。久しぶりに住宅街を歩き、あまり変わっていない街並みを眺めながら、犬に振り回されて歩き回った時とは異なり、妻とゆったりした気分で散歩を楽しむことができました。

 次の日は、妻がハワイ大学の近くに住む義妹を訪問したいということで、往復約5.5マイルのハイキングに挑戦しました。昼近くに出発したので、坂道の上り下りで汗をかきながら、スポーツドリンクで水分補給して、雨宿りのようにして道路脇の日陰を求めつつ、どうにか無事に完走することができました。途中、義妹の家に立ち寄り、十分休憩したので、思ったほどの体の疲れはありませんでした。義妹は、このイベントを面白がってインスタで我々の写真を従妹たちと共有していました。妻は、義妹の家まで徒歩で往復できたことにとても満足していたようでした。

 最終日は、昨年他界した義母の散歩コースを歩きました(参照 介護のすすめ)。義母と歩いた時には、1時間近くかかったコースも普通に歩くと15分もかかりませんでした。もちろん、義母と散歩するときには、「もう歩けん。もう歩けん」とシルバーカーを押しながら義母がいつも文句を言っていたので、十分に休憩を取りながら歩いたため実際に歩いた距離はたいしたことはありません。近所の人は、私を鬼コーチと思ったかもしれませんね。義母の定番の色々な文句を久しぶりに思い出して、時を感じるとともにとても懐かしい気持ちになりました。

 完走後は、さすがに足の痛みがきました。筋肉痛というより筋肉が張る感じで、攣りそうになりました。日頃の運動不足の代償は、さすがにきついですね。一応居合の稽古は毎日欠かさずに続けているのですが、歩くための筋肉は全く別物のようです。将来、寝たきりにならないためにも、義母同様に毎日歩く習慣を身につけることが重要なようです。

 コロナ禍での運動不足の代償は、日常生活に戻った時に相当きつそうです。健康維持のためにも、今からなるべく運動する方がいいですね。コロナ禍が終息して、以前の生活に早く戻れることを期待します。

マハロ!