いよいよ東京オリンピックが始まります。日本ではコロナの感染拡大が続く中、今後どうなるのか気になるところですが、東京オリンピックが素晴らしい国際イベントとなることを期待せずにはいられません。
ハワイ天理文庫の岡田館長(元レスリング日本代表オリンピック選手)は、東京オリンピックの開催について、今次オリンピックの開催には賛否両論があるものの、選手たちは何年も前から、オリンピックを人生の目標にして努力してきており、オリンピック参加の機会が失われるとすれば、本当に可哀そうだと述べ、また、日本では、相撲や野球等のスポーツの試合に観客を入れているのに、何故オリンピックだけはだめなのか、これは、メディアが煽りすぎているように感じていると不満顔でした。なお、感染拡大の一つの大きな要因は、若者が自分だけはコロナに罹らないから大丈夫だと信じて、コロナに対する感染予防の意識が低くなっていることだと指摘していました。
また、IOC(国際オリンピック委員会)について、同委員会はオリンピックの放映権を先取りしており、同委員会はオリンピックを催行することだけを目的にしている。その一方で、IOCの行動を規制管理する組織がないことが問題であると述べていました。
岡田先生は、レスリングの指導のためにコーチとしてコロンビアに日本から派遣され、数年間滞在して、コロンビアの代表チームと共にオリンピックに2回ほど参加しています。その期間、スペイン語を独学で一生懸命勉強しなくてはなりませんでした。最終的に法廷通訳の資格を持つ程になったとのことですが、海外で生き抜くために本当に必死になって苦労したと真顔で訴えていました。
今回のオリンピックでは、役員として支援活動をする予定でしたが、支援内容が外国人選手の案内と荷物運搬の担当になっていたのでクレームしたところ、後輩からプロトコールの仕事の一環ですと反論されたと苦笑いしていました。
まだまだ日本では厳しい状況が続きそうですが、皆が東京オリンピックを楽しんで、東京オリンピックが成功裡に終了することを心から願います。
マハロ!