当塾で対面授業を始めて約1か月が経ちました。約1年間オンライン授業をしてきましたが、個人的には、対面授業ができるようになってとても喜んでいます。ちょうど、中1の数学が作図の範囲からの授業だったので、垂直二等分線、角の二等分線、円の接線、図形の対称・回転・平行移動など、生徒にコンパスの当て方など細かい点を直接指導することができました。やはり、オンライン授業だと生徒が鏡の向こうにいる感じがして、なかなか生徒が見えてこないので、本当に助かりました。但し、オンライン授業のおかげで、学業に遅れを生ぜずに継続的に生徒が学習できたことには本当に感謝しています。
オンライン授業の恩恵
オンライン授業のおかげで、生徒とのコミュニケーションが取りやすくなりました。また、デジタル教科書やオンライン・テスト、YouTube動画を利用した朗読、参考ドキュメンタリーなど対面授業ではできない沢山の経験ができました。また、少人数クラスなので、授業の進度に合わせたプロセス・シラバスを採用しており、授業ごとの進捗状況あるいは宿題などをすみやかに連絡できる機能は大いに役立ちました。
また、当塾が採用しているグーグル・クラスルームでは、テスト結果を生徒本人だけに直接提示する機能も役に立ちました。生徒が好きな時に自分の成績をチェックして、次のステップの励みにすることができます。
それから、できればオンラインシステムについて、教師と生徒の間の連絡に利用するだけでなく、親御さんも授業内容をチェックして、子どもの教育に参加できるようになると良いですね。どうしても授業だけだと目の届かない部分もあるので、是非子どもの学習状況をチェックしていただけると助かります。
今後の授業
言語教育における学習観は、教師主導による行動主義心理学の考え方に基づく学習観から、学習者中心の認知心理学の考え方に基づく学習観、そして、学習者主体でインターアクションを重視した学習における社会や文化の働きを重視する社会的構成主義の学習観へと変遷しています。つまり、教師が一方的に教えるのではなく、より生徒の学習に対する主体性に重きを置くようになってきています。子どもが、21世紀を生きるために必要な知識・能力・資質・社会力を身につけ、教科内容を学習する意義を理解して、人間として成長してもらうことを目的としています。子どもたちがこの学習過程を通じて、社会で活躍できるような人物になれば良いですね。
これからは、コロナ禍におけるオンライン授業で経験して得た良いところを継承して、今後の授業に反映させていくつもりです。但し、対面授業の場合、ご両親との直接対話の機会が増えるので、授業に関する質問があれば何時でも気軽にご相談ください。子供たちが、学習を楽しみ、明るい未来を切り開けるよう一緒に頑張りましょう。
マハロ!