~子どもが楽しく日本語と日本文化を体験できる、新しいバイリンガル教育のかたち~
ハワイやアメリカ本土で子育てをされている皆さまの中には、こんなお悩みはありませんか?
- 子どもに日本語を学ばせたいけど、家庭だけでは難しい
- 日本の行事や文化にもふれさせたい
- 英語だけでなく、日本語も話せるバイリンガルになってほしい
- 日本語教室を探しているが、楽しく続けられる環境が見つからない
そんなご家庭に向けて、私たちの教室が取り組んでいる「日本の保育園とのオンライン交流授業」についてご紹介します。“ことば”と“文化”の両方を、子どもが自然に楽しく体験できる新しいバイリンガル教育の形です。
なぜ始めたのか?——コロナをきっかけに生まれた新しい交流のかたち
このプログラムは、日本のバイリンガル保育園「京進ホッパ」(京都・世田谷)とハワイの当教室との間で実施しています。きっかけはコロナ禍。リアルな国際交流が難しくなった中、「画面越しでも子どもたちが世界とつながれる場を」とオンラインでの交流授業が生まれました。
私たちはハワイで日本語を学ぶ子どもたちを、ホッパ保育園さんは日本で英語を学ぶ子どもたちを育てています。両方がしっかりとバイリンガル教育に力を入れているからこそ、子ども同士での会話が自然に成り立ち、短い時間でも“通じ合える”実感が持てます。
年3回開催!今回のテーマは「春」と「新学期」
2025年度の第1回目は、5月20日と29日に開催。30分という短時間の中で、以下のような内容で進めました。
- Hello Song(英語)でごあいさつ
- 語彙ゲーム:春と新学期に関するアイテムを記憶して発表
- Goodbye Song(日本語)でしめくくり
私たちのオンライン交流では、毎回その時期に合わせた季節のテーマやトピックを取り入れています。今回のゲームでは、春にちなんだ「桜」や、新学期に使う「鉛筆」「制服」など、日本の文化に触れられるアイテムを題材にしました。
ゲームでは子どもたちが30秒間絵を見て記憶し、日本の子どもたちは英語で、ハワイの子どもたちは日本語で発表します。
子どもたちは「答えたい!」と次々に手を挙げ、楽しみながら言葉にチャレンジ。お互いに「これじゃない?」「あれだったよね」と相談し合う場面も多く、教室内は自然と“わいわいガヤガヤ”とした交流の空気に包まれました。
また、交流を重ねるごとに、「向こうは寒そうな服を着ているね」「桜ってなに?」といった気づきや質問が子どもたちの中に自然と芽生えてくるのも、とても印象的です。
ハワイでは感じにくい「四季」や「新学期文化」など、日本ならではの季節感を子どもたちが“体感的に理解していく”様子が、このプログラムの醍醐味だと感じています。


▲今回の交流後、日本から届いた、子どもたちの想いがつまった手作りポスター。英語と日本語が混じった、あたたかい交流のことばに思わず笑顔になります。
オンラインでも、子ども主体の“リアルな会話”ができる理由
私たちのオンライン授業は、ただ画面を通じて話すだけではありません。
事前に2〜3回の打ち合わせを行い、語彙やテーマ、ゲームの進行を工夫することで、子どもが自分の言葉でやりとりできる“本物の会話の時間”を目指しています。
また、これまでには「日本の子が英語で日本の文化を紹介」「ハワイの子が日本語でハワイの食文化を説明する」といった、双方向の発表にも取り組んできました。
たとえば「スターフルーツ」や「マグロの漬け丼」といった、日本ではあまり馴染みのない食べ物を、日本語で一生懸命説明する姿には、語彙力だけでなく、伝える力や文化的な視点の成長が見られます。
ハワイ在住の保護者の方からも好評の声
この交流授業は、私たちの教室に通っている生徒であれば、無料・申込不要で参加可能です。
体験レッスンの日がたまたま交流授業と重なった方からは、「こんなユニークなプログラムがあるなんて知らなかった」と喜びの声もいただきました。
次回は9月開催予定。8月入会でも間に合います
このプログラムは年3回開催しており、次回は9月に実施予定です。
8月からの入会でも十分間に合いますし、新しく入ったお子さんでも、“歌 → ゲーム → 歌”というシンプルな構成なので安心して参加できます。
ゲームの内容は季節に合わせて変わりますが、形式は同じ。だからこそ、「ルールを覚える」よりも「日本語を覚えること」に集中できるよう工夫しています。
おわりに:ハワイにいても、子どもが“日本とつながる”時間を
海外に住んでいると、日本語や日本文化にふれる機会はどうしても限られてしまいます。
私たちが目指しているのは、教科書やプリントではなく、画面の向こうの“今”を感じながら、ことばと文化をリアルに体験できる場です。
実は、こうした形式の双方向オンライン交流を、日常的に・継続的に行っている教室はごく限られています。
他にも一部の学校で実施例はあるものの、言語レベルの差が大きく、先生が通訳しなければならないケースが多いのが現状です。
その点、私たちとホッパ保育園のように、お互いがバイリンガル環境であるからこそ、子どもたち同士の自然なやりとりが実現できています。
これからも、ハワイにいながらも日本と“生きたつながり”を感じられる体験を届けていきたいと思います。
📢 8月入会受付中!日本語と日本文化を、楽しく自然に学べる教室をお探しの方へ
次回のオンライン交流授業(9月予定)にもご参加いただけます。
ハワイ在住で日本語教室やバイリンガル環境をお探しの方、まずは体験からでもお気軽にお問い合わせください。